息子が剣道始めました。父も始めました。

剣道
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剣道をやってみたい

 昨年の夏、息子が「剣道をやってみたい」と言い出したのがすべての始まりでした。全く予想外でしたが嬉しい言葉でした。というのも、彼の友人たちの多くはサッカーや野球に夢中になっている中、本人はこれといったスポーツに興味がなく、これからの部活動などどうするつもりなのか、親として少し気になっていたところだったからです。
私自身も小学生のころ、少しだけ剣道を習っていたことがあります。防具のにおい、竹刀の音、稽古の厳しさ。うっすらとした懐かしい記憶です。

地元の道場へ親子で入門

 地元に昔からある小さな剣道教室。週に2~3回、仕事終わりや週末に息子と一緒に道場に通うようになりました。道場には小学生から中高生、レベルもさまざまです。先生は厳しいときもありますが、初心者にも丁寧に教えてくれます。
息子を連れて通ううち、私も始めてみたい思いが湧いてきたのと、先生からお誘いを受けたこともあり、なんと私も入門することになりました。
ほぼ初めての剣道といっても過言ではありません。息子と一緒に、初心に戻って竹刀を握る日々が始まりました。

なかなか勝てない、しかし続けてほしい

 通い始めてまだ1年も経っていませんが、息子はなかなか試合で勝てません。同時期に始めた子たちは少しづつ結果を出し始めている中、負ける度、落ち込みますし、涙を流してしまうこともありました。「なんで自分だけ勝てないんだろう」とつぶやくこともあります。でも、やめたいとは言わない。
勝てない悔しさ、思い通りに動けないもどかしさ。それでも、道場に行きたがる姿を見ると、「この子には強くなってほしい」と心の底から思います。

父としての葛藤と喜び

 親としては「勝ってほしい」と思う気持ちがもちろんあります。でも、それ以上に「続けてほしい」という願いがあります。
息子と一緒に汗を流し、同じ目線で稽古に取り組めること。稽古が終わった帰り道の車の中で「あの面、惜しかったね」なんて会話をしたり、家について一緒にお風呂に入りながら、上がった後、食事をしながら、剣道について語り合うのが、何より楽しみで幸せ感じるひとときです。

剣道を通じて得たもの

 何でもそうですが、剣道についても、勝ち負けだけではない、と改めてわかったような気がします。礼儀、集中力、諦めない心。それらは、大人の私にも日々の生活の中で大切なもので、良い振振り返りになりました。
剣道を通じ、色々なことを身に着け、気づきながら、親子で同じ目標に向かって汗を流す経験は、何物にも代えがたい時間です。そして、息子が少しずつでも「強くなる」その過程を、父親としてそばで見守れることは、本当に幸せなことだと思っています。

これからの目標

 これからも稽古に通う生活は続きます。試合で初めて勝つ日、更にその先へ。そして「くじけず続けて良かった」と思える日が、きっと来ると信じ頑張りたいと思います。
私たち親子の剣道は、まだ始まったばかりです。焦らず、確実に、一歩ずつ前に進んでいこうと思います。

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