通勤中のシャドーイング
私の通勤の一部に、20分ほど歩く行程があります。これまではリスニングを中心に行ってきましたが、発音していくことに切り替えました。「Natural Reader」というアプリを使ったシャドーイングを行っています。やり方はとてもシンプルです。
短めのセンテンスを3セット程度用意し、1日1セット、1週間で2周します。
センテンスは自分の英語力に合わせて、AIで作成しています。
- まず音声を一度だけ聞く(声には出さず、リズムや抑揚を意識)
- 短いフレーズごとに声に出して真似する
- 完璧を目指さず、理解とリズムを優先する
短い時間でも毎日続けることで、耳と口が自然に慣れてきました。
実際に練習したセンテンス例(注釈付き)
“Starting the Day with English”
※タイトル:「英語で一日をスタート」
- Every morning, I remind myself why I study English.
※remind myself:自分に思い出させる/心に刻む - I want to understand more, communicate better, and open new doors in my life.
※understand more:もっと理解したい
※communicate better:より良く伝えたい
※open new doors:新しい可能性を広げたい - While I walk to work, I try to keep these goals in mind.
※keep in mind:心に留める、意識する
※walk to work:通勤中に歩きながら - Before I start shadowing, I listen once without speaking.
※shadowing:聞いた英文を追いかけて口に出す練習
※listen once without speaking:まず一度声に出さず聞く - I focus on the speaker’s tone and rhythm.
※focus on:~に注意を集中する
※tone and rhythm:抑揚とリズム - I notice where the voice goes up, and where it drops.
※notice:気づく
※voice goes up/drop:声の上がり下がり(イントネーション) - These small details help me understand the natural flow of English.
※natural flow:自然な流れ
※small details:細かい部分(抑揚や間など) - As I walk, I quietly repeat short phrases.
※quietly:小さく/心の中で
※repeat:繰り返す - “I can learn this.”
- “I just need steady practice.”
※steady practice:地道な練習 - “I don’t have to be perfect.
💡 学習ポイント:フレーズごとに区切って口に出すとリズムが自然に身につく。難しい単語や表現は注釈で確認しながら繰り返す。完璧に発音するよりも、声に出して抑揚やリズムに慣れることを重視しています。
文法
学習した内容を自らの復習を兼ねて紹介していきます。今回は、「冠詞」です。
冠詞は「その名詞が特定できるかどうか」で選びます。
- a / an(不定冠詞):初めて出てきたものやどれでもよいものに使う
例:I saw a dog.(どの犬かわからない) - the(定冠詞):すでに出てきたもの、世界に1つしかないもの、特定できるものに使う
例:I saw a dog. The dog was barking loudly. - 冠詞なし(ゼロ冠詞):概念・一般論、慣用句、行為としての施設に使う
例:I like coffee. Water is important. I go to school.
💡 覚え方のコツ
- 相手がどれかすぐわかる → the
- どれでもいい / 初登場 → a / an
- 物質や慣用句・一般論 → 冠詞なし
「聞き手と私で“その名詞がどれか分かるか?”」と考えてみるとわかりやすい
天体・自然物の冠詞ルール
- the sun, the moon, the earth → 常に the(世界に1つしかない)
- the sea / the ocean → 特定の海なら the
- the Alps / the Himalayas, the Nile / the Amazon → 山脈・川は the
- Lake Biwa, Mount Fuji → 固有名詞+地形の場合は冠詞なし
慣用句・施設の冠詞ルール
- go to school / bed / church / work / prison / hospital
→ 行く行為なら冠詞なし
→ 施設として中に入る場合は the 必須
(例:I went to the hospital to visit my friend ) - at home / sea / sea level → 冠詞なし
- by car / bus / train / plane → 冠詞なし
固有名詞の冠詞ルール
- 街・都市:Tokyo, London, Osaka → 冠詞なし
- 国:Japan, France, USA → 通常なし
例外:the Netherlands, the Philippines - 建物・施設:固有名詞次第 Mount Fuji, Lake Biwa → 無冠詞
The Eiffel Tower → the 必須
学習の工夫:文章を読むときに「この名詞は特定できる?」と確認。
声に出して読むと a / the の感覚が自然に身につきやすい。
学習の効果と気づき
シャドーイングを始めて1か月ほどたちますが、明らかに聞き取りやすくなりました。
聴きながら後を追ってすぐに発音することで、リズムと抑揚に慣れるということですが、そのことが英語の耳を育てているのだと思います。
「冠詞」については、学生の頃からあやふやにしてきた部分でもあり、忘却の彼方であったのですが、今回の見直しで、聞くにあたり読むにあたり、自信がつきました。
英語を習得中の方へのメッセージ
英語学習は大きな努力を一気にするよりも、日々の小さな習慣が大事です。私は長時間机に向かうのが苦手なので、とにかく習慣化を目指しています
通勤時間、休憩時間、週末の30分でも十分。「毎日1フレーズ口に出す」だけで、力は確実に伸びているのを私は実感できています。焦らず、楽しみながら続けていきます。

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