髭剃りを振り返る
多くの人にとって髭剃りは、毎朝欠かせないルーティンのひとつではないでしょうか。私もこれまで肌へのやさしさや使い勝手などを試行錯誤しながら、T字カミソリから始まり、回転式を経て、現在は振動式のシェーバーをずっと使い続けています。
ちなみに、電動式では海外製を使い続けてきましたが、なぜか一度も日本製を選びませんでした。。私の髭剃りの変遷と、振り返って感じていることについて書いてみたいと思います。
社会人1年目、T字カミソリから
初めて社会人として働き始めたころ、私はT字カミソリを使っていました。髭は朝ではなく、前日の夜、入浴中に剃るのが学生の頃からの習慣になっていました。
カミソリ負けに悩まされた記憶はほぼありません。夜に剃るので当然、翌朝には微かに伸びているのが気になりました。とはいえ、シェービングフォームを顔に塗り、丁寧にカミソリをあて、泡とともに髭を剃っていくという一連の動作には、ちょっとした楽しさも感じていました。面倒ですが、どこか落ち着く時間でもありました。ただ、もっと手早く快適に剃れる方法にしても良いかなとは感じていました。
初めての電動シェーバーは海外製
次に選んだのは、海外製の振動式シェーバーでした。当時の私は、「電動シェーバー=海外製」というイメージを持っていて(CMの影響が大きかったかも)、特に迷いもなく外国ブランドを選びました。実際に使ってみると、その手軽さと快適さに驚きました。
手順としては、私の場合、髭を剃ってから洗顔、です。電動に切り替えてからは、液体タイプのプレシェーブローションを使い続けています。ローションを軽く塗るだけで滑りが良くなり、剃ったあとの肌もスッキリします。T字の頃と同じく、肌トラブルに悩まされることはほとんどありません。むしろ電動のほうが、肌にやさしいとすら感じていました。
試してみた回転式、でも続かなかった
振動式に慣れたあと、試しに回転式のシェーバーにも手を出してみました。
3つの丸い刃が回転する構造で、広い面を効率よく剃れるという印象でした。しかし、私の顔の形や髭の生え方にはあまり合わなかったようで、あごのラインや鼻の下など、細かい部分がどうしても剃りにくく感じました。
また、手入れも少し面倒で、自然と使用頻度が減っていきました。結局、振動式の快適さと扱いやすさには勝てず、回転式はすぐに手放すことになりました。
結局戻ってきた振動式、今も海外製
私には振動式が一番合っていたようです。
現在も、海外メーカーの振動式シェーバーを使い続けています。性能に不満はなく、朝の身支度の時間を大幅に短縮できるのはありがたい限りです。
それでも、時々ふと思うのです。なぜ日本製を一度も使ってこなかったのだろうと。
日本製のシェーバーは品質も高く、日本人の肌や骨格に合わせて作られているものも多いはずです。それなのに、私は自然と海外製ばかり選んできました。特に理由があるわけではありませんが、気がつけばずっとその選択を続けています。
髭剃りに効率のみを求めない
T字時代の泡立てから、今のローションと電動のスムーズな流れまで、髭剃りは私にとってただの作業ではなく、自分のスタイルを映す時間になっています。じっくり剃る感覚も、手早く済ませる快適さも、どちらにもそれぞれの良さがあります。私にとっては今のスタイルが一番しっくりきていますが、これからも気が向いたら、いろいろ試してみるのも悪くないかもしれません。
最後に
髭剃りは、私にとって、1日が始まる儀式のひとつです。自分に合った道具とやり方を見つけることで、平日の忙しい朝を少しだけ豊かに感じることができます。これからも、自分なりのベストを模索しながら、気持ちのいい1日をスタートさせていきたいと思います。
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